飯豊連峰 前衛 二王子岳1,420.3m) 二本木山1,419m)

GPSLOG 一王子避難小屋 案外減っていない 二本木山方向
雪が多い 雰囲気は3月下旬? さて・・・どこを? 飯豊連峰中央部
大日岳・・大きい 急傾斜だが安定している さあ、メシだ戻るべ 新発田の街を見る。

日 時    平成180429日(土)
参加者    JHφWJU (上條)さん、JGφOPL(高橋)さん、宮下さん、JJφLTK(小林)さん,、JJφLTQ(私)
行き先    飯豊連峰 前衛 二王子岳 二本木山
天 候    晴れ
気 温    29日 8.8度〜21.9度 (気象データは新潟06001500
       現地山頂付近約18度。
風 速  2M5M (気象データは新潟06001500
            
現地山頂付近 3〜5メートル前後
風 向  現地、終始南〜南西風地形により強弱がでる印象
ウインドプロファイラ(高田12時 1km静穏0m・2km− −m・3km南西11m・4km南西13m)

12時天気図 12時衛星可視画像
気象庁HPより引用



目 的
    個人山行 会山行二王子〜門内岳縦走の下降点偵察
装 備    日帰冬山低山
登はん用具:ピッケル・アイゼン(使用せず)ロープワーク訓練用にロープ
冬山として、Wストックを使用
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター
防寒具:カッパで代用・フリース
飲み物:水2.0L
食料品:握り飯1個、調理パン1個、インスタントラーメン1個 
残 量:ナシ
その他 嗜好品

コースタイム                     事 柄  

05:40分 自宅発        コンビニに立ち寄り、買物
06:00分 五十公野
06:30分 二王子神社着
06:42分 二王子神社発     例大祭の準備が進んでいる。(300m)
07:48
分 一王子小屋。     雪1m位(755m)
08:31分 独標         雪2.5m位(994m)     
09:25分 油こぼしの上     2週間前から雪が減っている印象がない。
09:37分 三王子        中尾根・高知山ルートを俯瞰する。(1,350m)
09:43分 雨量計測機      二本木方向へトラバース気味に進む
09:53分 二本木への下降点   このポイントを下降点と確認する。
10:20分 二本木山       二王子からとは違う飯豊だ。(1,419m)
10:30分 雷岳への下降点    素晴らしい飯豊の眺望だ。大日が大きく感じる
10:40分 今回偵察終了点    急斜面だ。
10:55分 雷岳への下降点に戻る 昼食タイム
12:05分 出発
12:20分 二本木山       同日、同ルートの予定のパーティーに会う
13:01分 二王子岳山頂着    大勢の方が休憩していた。鐘全て露出
13:08分 二王子岳山頂発    南東の風が強い。(1,420m)
13:23分 油こぼし上      少しロープワークの練習。(1,120m)
14:07分 独標         (994m)
14:22分 一王子小屋      青木新発田市議一行に会う。(730m)
14:45分 転ぶ         泥だらけで宮下さんに大笑いされる。
15:07分 二王子神社       (300m)神社前にテント2
16:00分 五十公野着      解散

データ

TP積算距離     欠測km
TP移動時間     欠測
移動平均速度    欠測km
全体平均速度     欠測km
総上昇量       欠測m

以上GPSデータ
下山後、GPSの電源を切る事を失念して、自宅までの車両移動を含むデータとなってしまい欠測とした。

概略
会山行としての今年の春山合宿は53日〜5日の予定で二王子岳〜門内岳に向けて縦走の予定である。その事実上の取り付きとなる二本木山への下降点、二本木山から雷岳への下降点を確認するために偵察にでかけた。

記録
朝起きて、外を見ると快晴のようだ。急いで食事を摂りロープを2本とスコップを袋に詰める。8mm×30mの補助ロープにするか、9mm×45mにするか?、軽量のスコップで良いか、CLに判断して貰うためだ。
どうも、今週は食欲がイマイチ。
体調は不良気味ではある。

LTQが迎えに来てくれて、自宅前に着いたと電話が鳴る。途中コンビニに寄り集合場所に向かう。五十公野について、ロープの件についてはCLの見立ては8mmにしよう。軽量のスコップでOKとの事である。ロングルートだけに装備の軽量化も重要な課題である。
五十公野を後に、すっかり春めいた南俣林道を進み、二王子神社へ向かう。途中のヒドにミズバショウの群生を見つける。林道途中に駐車してある車は渓流釣りか?二王子神社前に車を止め、準備をして出かける。すっかり雪が解けている。
急速に春めいて青い色が目立つようになってきた登山道を進む。杉林の中は少々グチャグチャしている。一合目から上、二合目までは比較的歩きやすい。
途中で半袖の
Tシャツで歩きだす。神子石は全て露出している。ただし神子石から一王子まではグチャグチャして歩きにくい。一王子がほど近くなると雪がつながり歩きやすくなる。今朝は気温が下がったようで雪は硬く締り歩きやすい。一王子の小屋の大部分は露出している。

一王子を過ぎると直射日光に晒されるので暑く感じる。独標に近づくと風が強く吹き寒く感じてまた長袖のシャツを着る。カレーパンを食べながら積雪の計測柱を見ると、2.5m強。案外解けていない。2週間前で50cm程度しか下がっていない。里では雪解けが進んでいるようでも標高が上がってくると、それ程雪解けは進んでいないようだ。

油こぼしを登り、三王子を通過して、雨量計測機を通り過ぎたところで、やや南側へ廻りこみトラバース気味に二本木山方向の様子を伺う。
雪の状態の安定したところが続く場所の上の島を二本木への下降点として
GPSにポイントを取る。一度下り登り返して二本木山に着く。
二王子岳と二本木山の距離は
1km弱。でも随分と飯豊連峰の印象が違う。
更に一度下りまた登り返し、雷岳への下降点を決める。
ここにザックをデポして飲物を雪に埋めて確認作業をする。ここから、尾根が狭まるまで間が、かなりの急斜面である。ここでガスられたら降りるには相当の勇気が必要だ。
ガスられたら下見をしていない場合無理だと思う。目の前の急斜面が怖いという事ではなく、ルートを誤っていた場合、この急斜面の先が急峻な沢かな?という印象を持つと思う。
下降ポイントから一つ下のポイントから
90°で進む事と確認し、90°のライン上、所々に篠竹を打っておく。CLの話しでは全く例年と印象が違うとの事。

確認作業をして登り返す。急斜面だ。地形図ではそれ程でもないが現地では40度を超える傾斜だ。フウフウ言いながら登り返して食事とする。
4日後、進むルートに目をやる。薮は少なそうだが、雪の処理がありそうだ。雪が多いと良い面もあるが怖い面もありそう。二ツ峰はベッタリと雪が着いている。
しかし胎内尾根の滝沢峰から下は真っ黒で尾根上に雪はなさそう。その上は急激に雪が増えている感じだ。
1,200m位から印象が違う。
雪に埋めておいた冷たい飲物で喉を潤して、とりあえず雷岳周辺の雪の処理に想いを巡らせて、印象を目に焼き付ける。
CLは、「ヤッパリ9mm×45mのロープにしよう。」と翻意する。食事も終わり帰途に着く。
直ぐに一人の男性がやってくる。「赤津へは?」と聞いてきた。話しを聞くと同日程、同ルートとの事。雷岳への下降点を簡単に説明して二本木山に戻る。彼は下降点に下りて行った。しばらく進むと数名の方が食事中。聞けば先ほどの方と同パーティーの方との事。少し情報交換をして
3日からの成功を共に願う。

二王子へ戻ると多くの方が休んでいた。直ぐに山頂を後にして下山する。
油こぼしで少しだけロープワークの練習をして後は一路下山。

独標まで来ると暑い。顔がチリチリする。一王子の杉の木陰で休んでいると、青木新発田市議が友人と下山してきた。市議は同級生の友人と毎年、29日に二王子登山を楽しまれているとの事。
地元の山を愛する地方議員がいるのは、赤谷口に拘る山岳会(山系闇鍋 其参)の一員としては、頼もしく思える。

一王子の下は雪解け水が夏道を流れ、グチャグチャで酷い。靴を汚したくないので変な歩き方をして、泥の中にシリモチ。尻からザックまで泥でベッチャリ。トホホである。私の汚れたズボンを見て宮下さんが涙を浮かべて大笑い。本人曰く「もう、暫く笑わなくても良いかカモ」何もそんなに大笑いしなくてもいいのに・・・・

一合目の少し上はイワウチワが沢山咲いていた。二王子神社に着く。神社前の広場にはテントが2張。

ドロドロの私は身体にブルーシートを巻いてCLの車に乗せて頂く。南俣林道の中間付近で道路の脇で花を眺めて五十公野に向かった。今年一番暑い日だった。


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